新築戸建ての費用はどのくらい?

内訳や安く抑えるコツを解説 

 

  新築戸建ての購入にかかる費用は、地域や家のタイプ(注文住宅や建売住宅)、土地の有無などによって大きく異なります。以下に、一般的な費用の相場と内訳を示します。 

一般的な新築戸建ての費用相場 

 広島で注文住宅を建てる場合の費用相場については、土地の有無によって大きく異なります。土地付きの場合、平均的な総費用は約3,900万円、土地なしの場合は約3,300万円となっています。具体的な土地の坪単価については、広島県の平均は53万5394円/坪となっていますがエリアによって差があります。

 一方で、ハウスメーカーによる坪単価の違いも顕著で、一般的には40万円から100万円程度の範囲内で変動します。 

 

■新築戸建ての費用の内訳 

・土地代: 土地を新たに購入する場合、土地代が発生します。 

・建築費: 家の設計や建築にかかる費用で、1坪あたり約70万円が一般的です。 

・仲介手数料: 不動産会社を通じて土地や建物を購入する場合、売買価格の『3%+6万円+消費税』の手数料がかかります。 

・登記費用: 土地や建物の所有権移転登記には、土地の評価額の2.0%、新築時の所有権保存登 記には0.4%の費用が必要です。また、司法書士に手続きを依頼する場合、その手数料が別途発生いたします。 

・印紙税: 売買契約書に必要で、価格帯によって異なりますが、一般的には数万円程度です。 

・住宅ローン手数料: 借入額の1%〜3%程度が目安です。 

 ※ローン年数によります。 

・保険料: 火災保険や地震保険に加入する場合の保険料が必要です。 

・引越し費用: 新居に移る際の引越し費用も考慮する必要があります。 

 これらの費用には、家具や家電の購入費、仮住まい費用、近隣への挨拶用の粗品など、追加  で発生する可能性のある費用も含まれます。 

 

新築戸建ての購入費用を抑える方法 

 新築戸建ての購入費用を抑える方法にはいくつかの方法があります。以下に主な方法を挙げてみました。 

土地選びの工夫 

 市街地や人気エリアから少し離れた場所を選ぶことで、土地の価格を抑えることができます。土地の形状が不整形である場合や、少し傾斜がある土地も、価格が低めに設定されることがあります。 

間取りやサイズを見直す 

 家族の人数や生活スタイルに必要十分な広さに抑えることで、建築費用を節約できます。スケルトンインフィル方式を採用し、将来的に間取りを変更できるようにすることもコストパフォーマンスが良い選択です。 

建材や仕様の選択 

 高価な材料や特別な仕様ではなく、標準的な材料や設備を選ぶことで、建築費用を下げることができます。長期的なメンテナンス費用も考慮し、耐久性のある素材を選ぶことが重要です。 

住宅展示場や見学会を利用する 

 複数の建築会社のモデルハウスを見て回り、価格やサービスを比較することが重要です。また、見学会などで限定的なキャンペーンや割引を利用することも一つの方法です。 

建築会社や工務店の選定 

 複数の建築会社や工務店から見積もりを取り、比較検討することが大切です。地元の工務店を選ぶと、地元で手に入る材料を使ってコストを抑えられることがあります。 

住宅ローンの選定 

 金利の低い住宅ローンを選ぶことで、長期にわたる支払い総額を抑えることができます。フラット35などの公的な住宅ローンを利用すると、有利な条件で借入れが可能です。 

 

 これらの方法を組み合わせて検討することで、新築戸建ての購入費用を抑えることが可能になります。それぞれの家庭のニーズや予算に合わせて最適な計画を立てることが重要です。 

 

新築戸建ての導入事例 

A様 注文住宅(土地無し)】 

価格:4210万円(土地 59.35坪 建物 31.06坪) 

家族構成:夫婦、子供2人(幼児・乳児) 

希望条件:勤務先の関係上エリアが第一優先 

ポイント:A様には、間取りにこだわりたいというご希望がありました。中古物件+リノベーションでは、間取りに制限があるため注文住宅を希望されていました。ただ、お仕事上限られたエリア内での物件探しとなるため、土地探しからのスタートとなりました。ご希望エリアで販売されている土地の中に、こだわりの間取りの建物が収まる土地がありプラン図を作成してご提案したところ、即決。同時に資金計画のご案内もし、土地探しから約1か月で契約の運びとなりました。 

 

B様 建売住宅】 

価格:3600万円(土地 39.93坪 建物 32.50坪) 

家族構成:夫婦、子供1人(小学生) 

希望条件:耐震がしっかりしている事・子供の学校区を変えたくない 

ポイント:B様が新築物件を希望されていた理由は、中古物件だと耐震面での不安があるからでした。新築であっても、安心できるメーカーであることが条件でした。近年の新築は厳しい検査を通過しないと建てられない事をご説明し、いざ物件探しへ。お子様が既に小学校へ通われているため、学校区が変わらないことも重要条件の1つでした。ご希望のエリアでは土地の価格が高く予算と合わないため、注文住宅がご希望でしたが断念して建売住宅へ変更。建物は妥協することとなりましたが、お子様の小学校から徒歩10分以内の理想的な立地条件の物件に出会うことが出来ました。 

 

 その他の事例として、注文住宅をご検討の方でマエダハウジング不動産へご相談いただく方の中には、先に建築メーカーを決めて建物価格が決まっている状態で土地を探す方も多くいらっしゃいます。決して間違いではないのですが、先に建物価格が決まってしまうと、土地に充てられる予算と希望するエリアの土地価格が合わず、なかなか土地が決まらないという壁にぶち当たってしまいます。「特に急いではいないから」と、気長に土地が販売されるの待っている間に住宅ローンの金利上昇や、物資の価格上昇などにより総予算も上がってしまうケースもあります。新築の戸建て購入で失敗しないためには、予算を知る事 早めに行動する事 希望条件の優先順位を明確にしておく事の3点がとても重要です。 

 

おわりに 

 マエダハウジング不動産では、お客様の新築戸建て購入を全面的にサポートしております。土地の購入から建売住宅まで、幅広い選択肢をご提案いたします。お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適な住まいを見つけるため、土地探しから注文住宅の建築まで、一貫したサービスをワンストップで提供いたします。 

 資金計画についても、お客様のライフスタイルや将来設計に合わせた最適なプランをご提案。経験豊富な専門スタッフが、資金計画の立案から住宅ローンの選定、各種手続きのサポートまで行います。ぜひ、お気軽にご相談ください。