とりあえず賃貸にでも…から始まる借金地獄

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不┃動┃産┃ニ┃ ュ┃―┃ス┃
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No.14  【とりあえず賃貸にでも…から始まる借金地獄】

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┃News┃とりあえず賃貸にでも…から始まる借金地獄
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┃Q&A ┃空き家問題が全国的にクローズアップされてからどう変わった?
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「まだ売るつもりはないですが、空き家にしておくくらいなら
賃貸にでも出して、おこづかいを稼ぎたいんです!」
というご相談をよく頂きます。
たしかに、賃貸は有効な空き家活用の一つ。
家の劣化を軽減できて、おこづかいまで入るとしたら…。
夢は膨らむばかりですが、実はおこづかいどころか
「借金地獄」に陥ってしまうようなケースもありますので注意が必要です。
賃貸を考える際の重要なポイントの一つは、
「大家さんは家のメンテナンスをしなければいけない」ということです。
リフォーム経験のある方は実感されていると思いますが、
ちょっとしたリフォームでも、結構なお金が必要です。

エコキュート交換=70~90万円、
浄化槽交換=60万~100万円、
屋根・壁リフォーム=150~200万円。
1回の小修理でも4~5万円。
空き家であれば故障を放置しておくことも出来ますが、
人様に貸している場合はそうはいきません。
きちんとした生活ができるように、
早急に修復する「義務」があるからです。

家賃3万円なのに、故障・不具合がちょこちょこ発生して
毎月4~5万円かかったとしたら。
お金に余裕がない時に、貸家のエコキュートが
故障して即80万円必要になってしまったとしたら。

想像するだけでゾッとします。そのあたりを踏まえると、
ある程度築年数の経過した空き家の賃貸の場合は、
家をメンテナンスし資産価値を高めていくための
費用の「一部」を賃借人の方に賃料として負担してもらう、

くらいの感覚で計画されるとバランスが良いと思います。
建物の状態と現在の資産価値を正確に把握し、
不動産の長期活用計画の一環として、賃貸にするかどうか検討する。
是非、そんな考え方を取り入れてみて下さい。