中古の注文住宅の探し方3選
~探す際のコツやポイントなども解説〜
注文住宅を検討する際、予算の都合で中古物件に目を向ける人もいるでしょう。そこで、住居に求める住宅条件が合致していたり、リノベーションやリフォームで改修が可能な場合は、中古の注文住宅を購入することも検討してみてはいかがでしょうか。ここでは、まず中古の注文住宅を探し方などについて詳しくご説説明します。
■中古注文住宅のメリット・デメリット
中古注文住宅購入のメリットは以下の通りです。
・同条件なら新築に比べてリフォーム込みでも2~3割安い
新築と比較して、条件が同じであれば、リフォームを含めてもコストが約20~30%安くなります。同じ広さ、同じ立地で新築と中古を比べると、この価格差は中古の大きな魅力となります。
例えば、新築で4,000万円の物件があった場合、同じ条件の中古物件は2,800万円から3,200万円で購入可能で、かなりの価格差があります。もちろん、これは築年数やリフォームの状況によって変わりますが、非常に魅力的な価格差です。この価格差を利用して、生活資金を節約したり、新しい家具を購入することも可能です。今後、中古の注文住宅市場はさらに拡大すると予想されており、リフォームと合わせて購入を検討する人は増えるでしょう。
・都市部でも駅から徒歩圏内など好立地の物件が見つかる
都市部であっても駅から徒歩圏内の好立地な物件を見つけやすいのも、メリットです。新築物件を同じ価格で考えた場合、中古物件の方が好立地で見つかる確率が高くなります。好立地は特に通勤をする人にとって大きなメリットであり、通勤が容易になるだけで生活の質が向上します。
・住宅診断や地質調査で住宅の品質を診断してから購入できる
2018年4月の宅地建物取引業法改正以降、中古住宅を購入する際には、ホームインスペクション(住宅診断)および地盤調査が行いやすくなりました。これにより、「どのような状態かわからない」という不安を解消し、購入前に住宅の状態を確認することができます。
・ 内装は比較的自由にアレンジ可能
中古注文住宅の内装は、基本的に自由にカスタマイズが可能です。建物の基本構造がしっかりしていれば、内装のみの変更で自分の好みに合わせることができます。これにより、新築と同様の快適さを手に入れつつ、コストも抑えることができるため、効率的な選択と言えます。
・施工期間が短縮される
中古注文住宅をリノベーションする場合、地盤や基礎、構造体をそのまま利用できるため、新築に比べて施工期間が短く済みます。これにより、つなぎ融資の利息を節約し、全体のコストダウンが可能です。
次にデメリットについて説明します。
中古の注文住宅を選ぶ際は、条件が合致すれば予算を抑えて自分好みの住宅を手に入れることができるという利点があります。しかし、自由設計の住宅には、個性が強すぎるために住みにくいと感じることもあるなどの欠点も存在します。さらに、築年数や立地によっては、他の中古物件に比べて価格が高くなることがあり、理想とする住まいを見つけるのが困難な場合もあるので、この点を念頭に置くことが大切です。
・以前住んでいた人がいると考えると気になる
前の居住者がいたことに対する抵抗感がある人もいます。これは個人の感覚の違いによるもので、中古の注文住宅を買う計画が難しくなることも。
・物件の状態によってはリフォーム費用がかさむ
適切なメンテナンスが行われていない物件を選んでしまうと、シロアリ被害などが原因でリフォームコストが増加することもあります。これは例として挙げられますが、部分的な傷みがある場合はリフォーム費用が増えることを覚悟する必要があります。
・住宅ローンの審査や減税の条件が新築の場合より厳しい
住宅ローンの審査や減税の条件は新築時と異なり、より厳しく設定されています。特に、中古の注文住宅を選ぶ際には以下の注意が必要です。
【注意点1】住宅ローンの審査額が新築時よりも低くなる傾向にある
【注意点2】住宅ローン減税を受けるためには、新築時の条件に加えて以下のいずれかを満たす必要がある
条件1:昭和57年以降に建築又は現行の耐震基準に適合
条件2:耐震基準適合証明書を取得する
条件3:既存住宅売買瑕疵保険に加入する
中古の注文住宅は、新築に比べて担保価値が低く評価されるため、住宅ローンとして認められる金額も少なくなります。
■中古の注文住宅の探し方
1.ニーズの明確化
どの地域に住みたいか、どんな間取りが必要か、予算はどの程度かなど、具体的なニーズをリストアップします。
2.情報収集
不動産ポータルサイト、不動産会社のウェブサイト、地元の不動産会社などを利用して情報を集めます。また、オープンハウスや実際に物件を訪れることで、現地の情報を得ることも重要です。
3.不動産会社との連携
戸建の取り扱い件数が豊富な不動産会社に相談すると、希望に合った物件を見つけやすくなります。プロの意見を参考にしながら、条件に合った物件を紹介してもらえます。
4.物件のチェック
中古物件の場合、建物の状態を細かくチェックすることが大切です。構造の問題、設備の状態、リノベーションの必要性など、専門家と共に検討します。
5.資金計画の確立
購入費用だけでなく、リノベーション費用や将来の維持管理費用も含めた総額を計算し、資金計画を立てます。
6.法的手続き
契約前には土地の権利関係や建物の登記状況など、法的な確認が必要です。不動産取引に詳しい法律家や司法書士のサポートを得ることも考えましょう。
7.購入後のリノベーション
物件を購入した後は、必要に応じてリノベーションを行います。自分の理想とする住まいを実現するために、デザインや機能の改善を計画的に行うことが重要です。
中古の注文住宅を探す際には、時間と労力が必要ですが、これらのステップを踏むことで、理想の住まいを実現することができます。
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