広島エリア 街力調査ランキング
この度、リクルート様が広島市とその近郊15市区町村に在住の20歳から69歳までの方を対象に、インターネット調査と口コミを参考に街力を調査した結果が出ました。これからマイホームの購入や住み替えを検討されている方に、街選びの一つの参考にしていただければと思い、私の所感も含め記載していきたいと思います。
まずは、生活環境において買い物に便利(面積1㎢に対する小売店舗数)なのは1位が中区、2位が府中町、3位が南区となっています。府中町はイオンモールの店舗数、南区は広島駅前の再開発、ekieのオープンが大きく影響しています。生活必需品の全てが1か所で揃うという利便性は、時間の節約にもなるので生活スタイルも変わるかもしれませんね。
公園が沢山ある(1人当たりの公園面積)のは、1位が廿日市市、2位が府中町、3位が呉市となっています。廿日市市は佐伯総合スポーツ公園、峰高公園など整備が行き届いた公園が豊富なので、コロナ禍で外出がしづらい中で、近郊の公園で子供たちと体を動かせるのはうれしいですね。
医療や健康について見ると、小児科が多い(年少人口1万人当たりの小児科数)のは、1位が中区、2位が呉市、3位が南区となっています。呉市が2位と健闘していますが、呉駅周辺を中心に、JR呉線沿いに専門医が多いようです。お子様はやはり免疫力や抵抗力も低くく、どうしても病気にかかりやすいので、医療体制が身近で整っていることは、精神的な安心感があり、急な疾病でも落ち着いて行動できると思います。介護施設の充実度(75歳以上千人当たりの介護保険施設定員数)では、1位は東区、2位が坂町、3位が安佐北区となっています。坂町においては自治体でもシニア向けサービスに注力しており、高齢世帯へ向けた緊急通報システムの設置や配食を実施するほか、福祉用品の貸出や家族介護者へ向けた助成金制度なども充実しています。坂町内の循環バスが通っているので、施設への移動がいかに便利かはシニア層には重要なことですね。
最後は人口についてですが、人口が増えている(人口増減率)は、1位が海田町、2位が佐伯区、3位が府中町でした。また子供が増えている(年少人口増減率)のは、1位が海田町、2位が中区、3位が南区となっています。人口、子供が増えている街はともに、海田町となっており、海、川、山が揃っており景観の美しい街です。JR海田駅は呉線と山陽本線の分岐点でもあるので、双方面からの拠点としても人気が高い街です。広島駅までJRで10分と広島市内へのアクセスも大変便利です。佐伯区はジ・アウトレットの商業施設のオープンに伴い、大型の分譲地である「そらの」や「こころ」への人口流入や、五日市駅周辺のマンション建設などが大きく影響しているようです。
皆さんの不動産購入に際して、居住エリアは生活スタイルを実現したり、各自が抱えている問題点を解決するのに需要な役割を持っています。これからの生活を充実させるためにしっかり街の調査をしてエリアの検討をしていきましょう。