住宅インスペクションが必須化にむけて動き出す

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No.10  【住宅インスペクションが必須化にむけて動き出す】

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┃News┃インスペクションの義務化
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今通常国会に提出予定の宅地建物取引業法の一部を
改正する法律案(仮称)の概要が明らかになった。
インスペクション(建物診断・検査)に関する事項を
重要事項説明に位置づけると共に、インスペクション業者の
あっせんに関する事項の媒介契約書への記載を義務化する方向。(「住宅新報」より抜粋)

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┃Q&A ┃住宅インスペクションって何?
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住宅の劣化状況、欠陥の有無、修理するべき箇所などについて「目視」で行う調査のことです。

よく「見るだけで分かるものなのですか?」という質問を受けます。
もちろん、どんな一流の専門家でも分からない隠れた問題もあります。
ただ、私の印象では、見るだけでも7~8割の問題は発見できるように思います。
まずはインスペクションにより「客観的な」問題を確認しておくことはとても重要です。

自分が「見る」ことの重要性

ただ、それで安心していると「あなたにとっての問題」が防げません。
インスペクション済みで、「客観的に」問題が無い家を内覧中、
ペットアレルギーのお子様のくしゃみが止まらなくなったことがありました。
過去にペットを飼っていた家だったのです。

また、「床下調査済」の家を内覧時、虫嫌いの奥様が床下を覗いてキャー!
! ムカデがいたのです。結局、安心感を求めてコンクリート基礎の中古住宅を選ばれました。
「床下調査済」というのは、当然ですが虫の有無の調査ではないのです。

さらに、専門調査では「傾き無し」と判断されている家でも
「数値的には問題無い」とされる程度の傾きがある場合もありますし、
一部のお部屋の床が経年劣化で微妙に歪んでしまっている場合もあります。

このように、調査で問題ないと判断されている家でも自分にとっては大問題という家も多いのです
。 物件を内覧する際は人任せにせず、ぜひ自分自身の五感を研ぎ澄ませて物件を「インスペクション」してみてください。