住宅ローンの審査基準

金融機関が教えてくれない審査の基準について、ご紹介させていただきます。全国の金融機関を基に行ったアンケート結果で、住宅ローンの審査には何を重要視するのかといった統計が出ています。

1位~7位の内容が審査内容の80%以上のウエイトを占めます。これらの条件は、何か一つでも問題がある場合はローンの審査に影響がある可能性があります。

8位・9位・10位は60%以上で重要視されます。プラス要件にはなりますが、審査の決め手にはなりません。1位~7位の調査が微妙な時などに参考にします。ここでプラス点が取れれば有利です。10位以降もやはり参考となり、プラス要件になるものです。

 

上記のランキングを基に、銀行が住宅ローンを貸したくなる人の条件をまとめると、こうなります。

 これらの条件を満たした人を、銀行は探しています。上記条件に一つでも当てはまらない場合は、他で補わなくてはなりません。補いきれないのであれば、ローン否認や減額といった事態が起こります。ここまでは統計としての数字ですが、ここからが肝心です。審査のポイントとなりますので、しっかりとご理解ください。

 住宅ローンはあくまでも総合的判断となり、プラス要素の積み重ねで段階的に判断されます。全ての情報をインプットしてスコアを算出し、A~Hなどのランク別に考えられます。ランクAの人は、勤続年数は短くてもOKだとか、担保価格が借入額に満たなくてもOKなどという優遇があります。ランクが低い人は減額になったり、担保価格以上の借入ができなかったりということが起こります。一つでもプラス要素を増やし、マイナス要素を減らすことが全額承認の為に必要となります。

 全てにおいてプラス要素があれば間違いありませんが、プラス要素の無い場合はプラスを増やすように頑張らないと住宅ローンは承認になりません。

 また、審査基準は各金融機関によって異なり、ある銀行では審査否認でも他の銀行では承認になる、ということもよくあります。もしどこかの銀行で承認にならなくても、他の銀行に申し込んでみる価値はあると思います。

※ただし、7位のその他の借入状況に問題がある場合は、その問題を解決しない限り、どこの銀行で申し込みをしても審査に影響がある恐れがあります。

 

住宅ローンについてのご相談はこちらから